パチンコ人口と売上の規模

2026年06月23日

パチンコ業界は「人口は減っているのに、売上は回復している」という少し特殊な状況にあります。

かつてのパチンコは国民的娯楽でしたが、1990年代後半から徐々に遊戯人口が減ってきました。

 

パチンコ人口の推移

年代 遊戯人口
1995年頃 約2,900万人
2005年頃 約1,700万人
2015年頃 約1,070万人
2023年 約660万人
2025年 約690万人

2023年の参加人口は660万人で、過去最低水準を記録しました。参加率も6.8%まで低下しています。

つまり、30年で約4分の1以下になった計算です。

 

なぜ人口が減ったのか?

主な理由は次の5つです。

① 若年層の娯楽が増えた

昔は

  • パチンコ
  • 競馬
  • 麻雀

が娯楽の中心でした。

 

現在は

  • スマホゲーム
  • 動画配信
  • SNS
  • eスポーツ

など競合が無数にあります。

 

② 遊技コストの上昇

現在の主力機種は

4円パチンコ
スマパチ
ラッキートリガー機

など高射幸性機種が中心です。

 

ユーザーからは

「遊べない」
「負け額が大きい」

という声も多く、新規客の参入障壁になっています。

 

③ 高齢化

かつての主力客層だった団塊世代が高齢化。

若年層が十分に補充されていません。

 

④ ホール数の減少

店舗数は20年前と比較すると大幅に減少しています。

地方では「近くにホールがない」という地域も増えています。

 

⑤ コロナ禍の影響

2020年以降、来店頻度の減少、引退客の増加が発生しました。

その後も完全には回復していません。

 

 

売上(市場規模)の推移

一方で市場規模は近年回復傾向です。

 

市場規模
2022年 約14.6兆円
2023年 約15.7兆円
2024年 約16.2兆円

レジャー白書によると、2023年は前年比7.5%増の15.7兆円となり、2024年は16.2兆円まで拡大しました。

 

 

つまり、

「ライトユーザーは辞めたが、コアユーザーはより多く打っている」

という構造です。

 

スマスロが市場を支えている

 

現在の業界を支えているのはパチンコよりもスロットです。

特に

  • スマスロ北斗
  • モンキーターン
  • 東京喰種
  • かぐや様

などのヒット機種が高稼働を維持しています。

レジャー白書でも、市場回復の主因としてスマスロの普及が挙げられています。

 

今後どうなる?

 

業界関係者の見方は大きく2つです。

 

楽観シナリオ

スマスロ人気継続
LT機の進化
PPPAYなどキャッシュレス化
若年層の一部復帰

→ 市場規模15〜16兆円台を維持

 

悲観シナリオ

ヘビーユーザー依存が加速
新規客不足
少子高齢化
ホール閉店増加
→ 人口減少が続く

 

 

 

 



このページを共有する